ふじめ

ふじめブログ

"瞳を閉じて"妄想するユーミン

"風がやんだら 沖まで船を出そう
手紙を入れた ガラスびんをもって

遠いところへ行った友達に
潮騒の音がもう一度 届くように
今 海に流そう

霧が晴れたら 小高い丘に立とう
名もない島が 見えるかもしれない

小さい子供にたずねられたら
海の碧さをもう一度伝えるために
今 瞳を閉じて
今 瞳を閉じて"

(松任谷由実 ♪瞳を閉じて より)

 

ユーミン長崎県にある小さな島の高校に送ったうた。校歌として送られたけど、今では愛唱歌として歌われる。

聴くたびに、妄想してしまう。

 

漣をききながらすくすくと育ち、放課後はいつもの友達とあおい海ではしゃぐ。

島と高校の思い出に浸りながら、この校歌を歌って卒業していく。

大人になった私は、瞳を閉じて故郷の海を思い出す。

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そんな妄想。

切なく空しい気分になれる。

ユーミンのうたの素晴らしさを思う。

 

©︎[2017] [Fujime] All rights reserved

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言葉は洋服。

言葉

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ってまるで、自分の考えとか思想とか中身を表すツールのように人は思うだろう。

でも、私はそうは思わない。

言葉で自分のすべてを表すのは、限界がある。

大学の教授が、言葉を使った時点でもはや真理は伝えられない、みたいなことを言っていた。

言葉では足りない。

結局言葉も、自分を飾り外見的なものなのかもしれない、洋服のような。

清楚な服を着れば清楚な人間に、クールな服を着ればクールな人間に思われる。言葉もそう。

おしとやかな言葉遣いはおしとやかな人間に、乱暴な言葉遣いは乱暴な人間に、思われる。

もちろん違いもあるだろうけど、どこか似ている。

 

私は素敵な言葉を着たいな。

 

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スロートリップを楽しむ。

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四国一周旅を思い出す。

走って探した讃岐うどん、ひろめ市場で奢り飯、四万十川にジャンピング。

どこを切り取っても、素敵。

青春18切符で、四国を巡った。鈍行旅の良さは、そのゆっくりさにある。

近ごろの旅は、スピーディ。飛行機、新幹線とか、速さを求める。速さを求めた旅って、旅してる実感がなかったんだよね。乗って気づいたら、そこにいる。ループみたいなね。

でも鈍行旅はだんだん景色が変わっていく。木々、街並み、言葉、匂いとか。

変化を敏感に感じとることがとても楽しい。

だからこそ、来た!って感じがする。

旅の楽しさは、ゆっくりとした変化なのかもしれない。

スロートリップは、旅を深々と感じれる。

 

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進むという怖さ。

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前に進むのは、好きなものほど怖い。

自分が好きなものに、進むことを決めてから気づいた。

好きなものほど、進みたくない。

今まで、バイトとか受験とか正直“本気”の、これだ!って感覚はなかったから、なんともなしに進めた。

その道に、嫌なこととか気に入らないことがあってもそういうもんでしょって思えてた。

でも、好きなものに限っては違う。

進んだ先に、好きじゃないって気づいてしまったら?嫌いになったら?なんて考える。

夢は夢のままがいいのかもしれない、

ってこと。

本気だからこそ、この道に挫けたらもう私に何が残るのかって思ってしまう。

信じた"好き"に裏切られたら、耐えられない。

それでも、私は進んでみることにする。

ひとつの夢が現実になったら、新たな夢を見つける。

それでいい。

 

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うっとり、andymori。

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「唇は荒れたままだが彼女にキスをするために生きているのさ」

(♪ビューティフルセレブリティーより)

 

なんて歌詞しっくりくるの、andymoriだけ。

andymoriはもう解散してしまったバンド。でも今でも私は大好き。

ボーカルの声が、どこか哀しげ。

それがグッとくるのよね。

明るい歌詞と彼の声のミスマッチ感がたまらなく良いし、悲哀に満ちた歌詞と彼の声は沁みてくる。

 

シンプルなこの歌詞の想いに憧れる。

https://m.youtube.com/watch?v=U5I9sk8umQI

 

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馥郁という素敵な言葉がある。

馥郁(ふくいく)

意味:良い香りが漂う様。

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梅が咲いて、匂いが心地よくて、この感じ、どうやって伝えれば良いのかしらって思ってところ、出会った言葉「馥郁」。

「馥郁な梅の香り」みたいに使う。

梅の香りといえば、馥郁っていう言葉を使うよう。

お花って確かに、ふんわりとじんわりとゆっくり鼻に伝わってくる匂いがある。

香水とか食べ物みたいにストレートにやってこない、おしとやかさがある。

 

香りの漂う様を、表す言葉があるなんて。

なんかロマンチックよね。

馥郁、梅が咲いてるうちに使っちゃおう。

 

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普通であることのすばらしさ

“普通”

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っていわれるのは好きではなかった。いいとこないみたいだし、特徴ないみたいで。

昔からこれといった個性がないことが嫌で、無理に自分の個性を引き出そうとしてた。

でも今考えれば、“普通”ってとっても良いことだと思う。

たとえば、自分が何かを発信するとき、共感が得られやすい。自分が素敵!って思うことを、多くの人が認めてくれる。それはすごくうれしいこと。

私は、“普通”である自分の視点とか意見とか諸々を今では誇りに感じる。それらを発信して誰かが、私もそうだ〜って共感してもらえたり、助けになれば私はうれしい。

 

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