野良犬の目線、東松照明
写真家の東松照明。
(東松照明『太陽の鉛筆』より)
毎日が家と目的地の往復。視線の焦点と焦点が直線に結ばれる、同じ。
だから彼は野良犬の目線になることにした、旅に出た。目的地のない野良犬は、みるものが違う。焦点と焦点は直線じゃない。みえないものがみえる。
野良犬の目線で、写真を撮った。
自分のレールから外れるってすごい勇気だと思う、めちゃくちゃこわい。
規則正しく毎日を過ごすこと、それが良いとされているけどどうなのだろう。
一部の誰かにとって都合が良くて、私たちが合わせてるだけなのかもしれない。
疑う目と野良犬になる勇気がほしい。
©︎[2017] [Fujime] All rights reserved
※この記事を含む今までの記事の、無断の転載・転用の一切を禁じます。